PROFILE
宮川 征甫 新協美術会委員 彫刻・日本画・竹工芸家
 宮川征甫は元来が日本画・彫刻家でありましたが、北海道に生まれ育った為か竹に魅了され(北海道には竹が無い)、従来の竹細工ではない独自の竹による美術工芸品の作成を目指し、日本および竹を扱う諸国でも着眼する事の無かった竹工芸美術の一角を完成する事ができました。皆様より高い評価を戴き、伝統なき伝統を築くべく日夜研鑽を続けておりました。竹を愛する皆様に見て戴ければ幸いです。
 竹に竹の象嵌というのも、おもしろいのですが、象嵌に使用される竹が「天然記念物」の第1号なのです。明治44年、当時日本最高の植物学者達が絶滅寸前の虎班竹の保護のために建白書を、ときの政府へ提出。これが今日の天然記念物条例発布の導火線となり、天然記念物保存法が発令され、虎竹はその第1号の指定を受けたものです。尚、この虎竹は各地で移植育成を試みられましたが、不思議に班ができず白色のままであり、何故土佐の安和でなければできないのか科学的にも不明なのです。



<略歴>
大正7年北海道生まれ
昭和15年勲八等白色桐葉章に叙される
昭和18年〜30年各展示会・発明展・工芸展15回入賞
受賞歴:札幌市長賞、北海道地方貿易事務局長賞、神奈川県知事賞
神奈川県工芸指導所長賞、横浜商工会議所会頭賞、神奈川県工芸協会会頭賞賞
昭和33年通産省より竹芸講師に任命さる
インドのネール首相の要請で実演公開
昭和35年ネパールの皇帝皇后陛下の要請で実演公開
昭和38年ニューヨーク世界手芸輸出推進博覧会に於いて金メダル受賞
昭和40年商工業発展の尽力を認められ表彰
昭和42年竹芸見本展示会にて選定書授与
昭和46年日本竹芸会館より伊勢神宮に花器献上
昭和47年〜50年佐渡へ県の要請により講師として四カ年竹彫刻の指導にあたる
昭和59年第27回新協美術展に於いて東京都知事賞受賞
平成4年晴海国際見本市開催 東京クラフトエクスポ'92に招待作家として出品
第35回新協美術展に於いて文部大臣賞受賞
平成9年7月京都大丸にて宮川征甫・弘尚展開催
平成10年6月銀座松屋にて「竹の咏 八十年の歩み展」開催
平成13年3月在日ルーマニア大使館より感謝状を受く
茅ヶ崎市民ギャラリーにて個展開催
平成14年4月ルーマニア・イリエクス大統領より日本とルーマニア国親善への功績を讃え顕彰を受く
新協美術展に於いて45回記念賞を受賞
現在まで、個展42回 各種受賞24回
平成20年12月永眠 享年91歳
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